忘れられないコト

人は、一度巡り合った人と二度と別れることはできない。なぜなら人間には記憶という能力があり、そして否が応にも記憶とともに現在を生きているからである。 〜中略〜 しかし、手に取ることはできないかもしれないけれど、記憶はゆらゆらと不確かに、それでいて確実に自分の中に存在し、それから逃れることはできないのだ。

パイロットフィッシュ (角川文庫)
大崎善生パイロットフィッシュ」。冒頭の一節からの引用です。
ふとしたきっかけで昔のことを思い出して、その思い出に囚われる。記憶は少しずつ薄らいでも、忘れることはできずにいる。
T先輩とのことを思い出して憂鬱な気分。あれはワタシの罪で、ワタシはその過去から今も逃れられない。逃れてもいけないと心の何処かでそう思ってもいるような気がする。もうすぐ3年にもなるのかな。あの時にワタシが一線を踏み越えなければ、また違っていたんだろうけど。それでもいつかはこうなっていたのかもしれないとも思う。過去は改変できないのに。ワタシが先輩を傷つけてしまったのは変えられない。
会いたいような、二度と会いたくないような、不思議な気分。会ってもどうするとか全然分からないのに。なにがしたいのかワタシもわかってない。会わないままにもできないんじゃないかな、と思いもするんだけど、それでもいいような気も否定できない。
一番好きだった人。嫌いになれたら楽なのかもしれないけど、そんなの出来っこない。それくらいに好きだった。普段意識に上ったりはしないけど、今でも心の中で大きな割合を占めてる。誰よりも大事なはずだったのに、ワタシが傷つけた。
うまくまとめられないや。エントリとして未完成だけど、多分書き足したりはしないと思う。